

< 藤本 >
「動力」は、基本的にワンストップで住宅のエネルギー設備全般を担う会社です。ですから、社員も何か一つの設備だけ知識があれば良いというわけではなく、「動力」の全ての事業の流れを学び、経験していないと、私たちならではの本来のパフォーマンスが出せないと思います。お客様に対して一貫したクオリティがご提供できなければ宝の持ち腐れですから、「動力」ならではの教育強化は急務だと思っています。
< 鈴木 >
工務だけやっていれば良いとか、営業だけやっていれば良い、事務だけやっていれば良いと
いう狭い考えを捨てて、一人の人間が工事もでき営業もできるような、多能な人材力が必要です。
< 藤本 >
そのために教育が必要なのですが、やはりその教育の多くは経験して、実践で身につけていくオン・ザ・ジョブトレーニングになると思います。そこで重要なのは、各分野で秀でた人間が良い上司となり、仲間となって、一緒になって汗を流しながら丁寧に教育をしていくことだと思います。
< 鈴木 >
「動力」として一つになる前のスズキ太陽技術の時代では、人材開発センターを中心に、若い社員でもテクニカルな習得がしっかりできる環境を重視し整えてきました。しかし、ワンストップで全てを担うスタイルの「動力」では、テクニカル偏重な教育ではなく、営業としてスキルやお客様のフォローに対する気配りなど、総合的な人間力が必要です。
< 藤本 >
そこで立ち返れば、人柄を育てられる人間教育こそが大切です。会社全体でそのために必要な経験を一つ一つ積み重ねていきたい。そして、2~3年後に成長した社員に期待するのは、高い壁を乗り越えろ!ですね。
(笑)
< 鈴木 >
感情論かもしれませんが、人間が本当に成長するのは、やはり社会に出ていろんな苦労をしてみて、その裏にある喜びを実感できた時だと思います。そして、仕事で大事なことは、
小さい頃に親に教わったことだったりします。人に会ったら挨拶をしろ。人の家に上がる時は靴を揃えろ。帰る時は来た時よりも綺麗にして帰れとか、そういうことが仕事では本当に大事です。今、社会の中で何が大事なのか、基本に立ち返って見つめる真摯な気持ち。そういう文化の育成こそが目指す社員教育にも繋がっていると思います。
< 藤本 >
そういう環境を作り、若い社員が自分に自信を持つことで、新しいことにどんどんチャレンジしていける職場づくりも心がけていきたい。若い感性生み出す次の時代への挑戦を会社は積極的に支えていきたいと思っています。