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2023.11.09

大阪湾プラごみゼロを目指して

大阪湾出入口:加太・友ケ島を現地視察してきました

 

「大阪湾プラごみゼロを目指す資源循環共創拠点」に参画している事から、縁あってこの度視察に参加させて頂く事が出来ました。

友ケ島は、加太と淡路島の間にある島で、北は大阪湾、南は紀伊水道を経て太平洋に面する大阪湾の出入口に位置する島です。

そのロケーション故に大阪湾へ流入・流出する海洋プラスチックごみの通り道なっており、潮流にのってプラスチックごみが漂着してしまいます。

 

北垂水海岸は「国内排出の物:ペットボトル、ペットボトルのキャップ、日用品の包装、ビニール傘、スリッパや靴」、

南垂水海岸は国内排出のものプラス「海外からのプラスチックごみ:海外製と思われる記載があるPETボトル」「漁具」が多く、

シンプルにすごいゴミの量でした。

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友ケ島は、自然はもちろん、近代歴史の文化的価値もあり、さらに近年はアニメの聖地となったことから話題を集める島ですが、

実はさらに古い歴史としては、日本遺産「葛城修験」のはじまりの地でもあります。

葛城修験の側面から友ケ島を語るときに重要となるのが、普段観光客が訪問できない「虎島」です。

画像は葛城修験の行場である「観念窟」の上にある崖で、修験者の人たちは、この崖を登って行く修行をするそうです。

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その崖の中腹に、文字が彫られているのがわかるかと思いますが、実はこの文字「この島を汚してはならない」という意味の文字が掘られているそうです。

その島が、今はプラスチックごみが漂着しまくっている状況です。

 

動力ができる事として、ごみを流出させないとともに、一層プラスチック再資源化により「ごみに価値を持たせる未来」を目指し励んでいきます。

 

この場を作って頂きました大阪大学 宇山先生、大阪公立大学 千葉先生、KATIES益田様、シーガーズの学生の皆様、ありがとうございました。

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